MAGIC PRINTについて
当店は、日本一障子紙を生産している「紙のまち」山梨県市川三郷町にあります。また、ハンコの生産も盛んなことから「ハンコのまち」とも呼ばれています。
紙とハンコ。活版印刷に似ていると思いませんか?
私は移住者なのですが、この紙のまちで活版印刷店を営むことになったのには何か不思議な縁を感じます。
少し、私の話を。
私が古いものが好きなのは、おそらく父の影響だと思います。小さかった頃、バイク好きの父の経営するブティックにはアンティーク家具やブリキのおもちゃなどが並んでいました。車は空調の効かない古いビートル。友達の親みたいにスーツを着ているところを見たことがない。ちょっと変なのかなとも思っていましたが、内心それが誇らしかった。血は争えないものですね。絵を描くのが好きだった少年はやがてグラフィックデザイナーにとして独立し、古い機械で印刷物を作る職人になっていました。
ここはそんな僕が一人で営む小さな活版印刷店です。老舗の印刷所のような大きな設備はありませんし、技術もまだまだですが、一つ一つ丁寧な仕事を心がけています。
仕事にこだわりをお持ちの方、特に、個性を活かして働くフリーランスや個人事業主の方に、ぜひ当店の活版印刷名刺をつかっていただきたいと思います。当スタジオでお作りした名刺があなたの仕事を少しでも後押しできることを心から祈っています。
MAGIC PRINT代表
網野俊輔
活版印刷とは
活版印刷は、とても古いアナログな印刷方式です。海外ではレタープレスと言います。
ハンコのように凸のある版にインクをつけて紙に押し込むことで、印刷した部分が僅かに凹み、独特の陰影が生まれるのが特徴です。印刷部分の凹みと紙の質感が相まって、文字だけでも高級感のある印刷物になります。
MAGIC PRINTでは、ハンドプレス式の活版印刷機と、デザインデータをもとに製作した金属版を使って、お客様の名刺を一枚一枚丁寧に印刷しています。ハンドプレスならではの手作り感が当店の活版印刷名刺の特徴です。
温かみのある活版印刷の風合いを感じ取っていただければ幸いです。
当店の強み
活版印刷好きの
デザイナーが運営
活版印刷好きのグラフィックデザイナーが運営する小さな活版印刷店です。デザインの知識を活かして、文字のサイズ、字間、行間など、細かいところまで配慮したレイアウトを行なっています。
金属版が生み出す
シャープで深い陰影
一般的な樹脂版ではなく、印刷がシャープで耐久性も高い金属版を使用しています。凹みが綺麗で、陰影が出やすいのも特徴です。
ハンドプレスならではの
味のある仕上がり
自動の機械ではなく、一枚一枚ハンドプレスしています。腕の力や飯と紙を密着させる時間により微妙に刷り上がりが変わり、手作り感のある仕上がりがお楽しみいただけます。
沿革
2014年 MAGIC PRINTを設立
2017年 活版印刷機を購入、活版名刺の受注を始める
2018年 ウェブサイトを開設。オンラインでの活版名刺の受注を始める